
小児歯科
私も2児の母として子育てを行なっていく中で、
子どもの歯を綺麗に保つ難しさを感じています。
いかに友好的に楽しく歯磨きを習慣化するか、
お母様方との交流を通して
良い方法を模索していければと思います。
小児歯科
担当歯科医師 宮城摩里子
はじめての歯医者さんはいつ頃?
様々なことがきっかけで受診されることがあると思いますが
「子どもの歯が生えてきたから」
という理由で受診して下さる保護者の方はまだまだ少ないように感じます。
乳歯が生え始める生後6ヶ月からは歯磨き習慣を取り入れる大事な時期です。
お子様の大切な1本目の歯が顔を出したら受診のタイミングです。



メディカルトリートメントモデル(MTM)
メディカルトリートメントモデル(MTM)の流れを詳しくご説明します。
初期のリスク評価から、個々の患者さんに合わせた予防プログラムの立案、最小侵襲治療などを行い、定期的なメインテナンスに至るまでの治療の流れです。
こちらではお子様が初めて来院いただいてから、メインテナンスに至るまでをご説明します。
来院1日目 目安時間:約60分

1.まずは先生がお子様とお話をしまして問診・視診いたします。

2.診療前の口の中の状況を視覚的に確認できるように口腔内写真を撮影します。

3.個々のお子様のむし歯リスクを把握するために、唾液の検査を行います。

4.実際にお口の中を見て検査します。

5.すぐに治療が必要な歯があった場合には応急処置を行います。

6.その日に実施した診療の結果をいつでも確認できるようにデータとして入力します。
検査で分かった情報をもとに、一人一人のお子様にあった予防プログラムを立案します。
お疲れ様でした。
初日の診療はここで終了です。
来院2日目 目安時間:約60分

1.検査の結果をもとに今後の治療についてお子様とご両親にご説明します。

2.必要に応じて初期治療を行います。

3.当日行った治療内容のデータを入力します。
来院3日目

1.初期治療により治療し始めた箇所の、むし歯の治療を行います。
来院4日目 目安時間:約30~60分

1.全ての検査と治療が終わったところで、初期の時期から再評価の時などの比較を、写真やグラフなどを使ってご説明します。
また、今後の予防治療についてプログラムを再確認します。
メインテナンス 3〜6ヶ月に一度

1.むし歯の一番の予防はフッ素を使った歯磨きです。小さな頃から正しい歯の磨き方をお子様に指導します。

2.専用の器具を使い、歯のクリーニングを行います。普段の歯磨きでは取りきれない汚れをきれいにします。

3.高い濃度のフッ素を歯の表面に塗り、歯を強く丈夫にします。

4.再び、実際にお口の中を見て検査します。

5.当日行った治療内容のデータを入力します。
お子様のメディカルトリートメントモデル(MTM)の流れについて紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
むし歯になってから治療を行なっても、その歯は元の健康な状態ではありません。
丁寧な治療はもちろん大事ですが、一番大事なのは予防により治療を行わないことなのです。
診療の流れについてはあくまで一例です。
お口の中の環境は一人一人違いますので、その子にあった治療計画で進めていきます。
疑問なこと、気になることなどがありましたら、何なりとスタッフまでお尋ねください。
