虫歯の治療と麻酔について

最終更新: 2020年1月7日


当院では、虫歯の治療の際に常に麻酔をするわけではありません。

比較的大きな虫歯であっても、麻酔をせずに処置をすることがあります。

そもそも、なぜ麻酔をするのでしょうか。

歯の表面を覆うエナメル質という層には知覚がないため、削っても痛くありません。

その内側には象牙質という層があります。

象牙質には、「象牙細管」という細い管が無数にあり、神経につながっています。

この部分に刺激が加わると、痛みを感じます。

しかし、象牙質に達する大きい虫歯でも、虫歯を削る際に痛くないことが多くあります。

以下の症例も、明らかに象牙質に達する虫歯がありますが、麻酔なしで処置ができています。

なぜ象牙質の虫歯を削っても痛くないか。

これは、「象牙細管の石灰化」という作用が関連しています。

虫歯のような慢性的な刺激が象牙細管に加わった際に、象牙細管が石灰化物で詰まり、刺激が伝わりづらくなるというものです。

虫歯の周りは象牙細管の石灰化により痛みが伝わりづらくなります。

一方、その他の健康な部分は象牙細管が正常なので、削ると痛みがあります。

下の図の黒い部分が虫歯です。

虫歯の周りの赤い部分は象牙細管の石灰化によりあまり痛くありません。

黄色い部分は正常な象牙質なので、削ると痛みがあります。

虫歯を取る際に、きちんと虫歯の部分だけを取れば痛みはあまり出ません。

コンポジットレジンによる治療であれば切削量は必要最小限で済むため、

麻酔が必要ない場合が多いです。

過剰な切削をおさえることにより、神経へのダメージも最小限におさえることができます。

治療の際には、歯の寿命を最大限に伸ばせるよう心がけています。

もし治療中痛みなどあれば、もちろん麻酔をしていきますが、

最初から麻酔をしないことにも、このような理由があることを知っていただければ幸いです。


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