成人歯科
私たちは患者様のお口の健康を生涯に渡って守りたいと考えています。そのためには、起こってしまった問題にただ対処するだけではなく、なぜそれが起こったのか、どうすれば防げるのかという視点が必要です。
予防メンテナンスを中心とした成人歯科の診療システムは、その目標を実現するためにあります。
歯を守るための
「メディカルトリートメントモデル」
旧来の「症状があるところを治療する」歯科医療では歯を守ることはできないと私たちは考えています。
全顎的検査を行い、病気の根本原因の除去を基本とする「メディカルトリートメントモデル」という診療システムを用い、長く歯を守ることのできる歯科医療を当院は実践しています。
初診検査
写真、レントゲン、歯茎の検査、唾液の検査を行います。
最初に行うのは初診検査です。
写真撮影・レントゲン撮影・歯ぐきの検査・唾液の検査を
約1時間かけて行なっていきます。
症状がない部位も含めた検査のため、自費診療※となります。
※17600円(税込)
結果説明
お口の現状とリスクについて説明し、
今後の治療方針について相談します。
初診検査の結果を1週間後に説明します。
お口の現状、リスクについて説明し、
今後の治療方針について相談していきます。
初期治療
お口の環境整備、健康教育を
担当歯科衛生士が行います。
当院ではすぐに歯の治療を行うことはありません。※
お口の中の二大疾患である「むし歯」と「歯周病」について知っていただき、
それらが発生、進行しないための環境作りをしていきます。
お口の中の汚れや歯石の除去、歯磨きの仕方や生活習慣指導などを
担当の歯科衛生士が行っていきます。
※急性症状がある場合を除く
再評価1
初期治療の結果を評価します。
歯の治療に入る前に、お口の中の状態が改善したか評価します。
むし歯と歯周病のリスク、磨き残しの改善、ホームケアの確認、
深い歯周ポケットの減少、出血の減少等、
状態の改善が確認できた後、歯の治療に移っていきます。
治療
必要な歯の治療を行います。
口の中の環境が改善したところで歯の治療を行います。
治療はむし歯の治療、歯周病の治療、
歯の神経の治療、歯を入れる治療、矯正治療、外科治療等様々です。
「SLOW DENTISTRY」のコンセプトに則り
十分に時間をかけて精密な治療を行います。
再評価2
最終的な治療の評価を行います。
予定した治療が終わったところで、
初診検査と同じ内容で検査を行い、
口腔内環境、治療結果、リスクの評価を行います。
全てにおいて問題がなく、お口の健康を長く保てる環境が
整ったところで、メインテナンスへと移行していきます。
メインテナンス
お口の健康の維持管理を行います。
治療が終了すると、そこからは来院する間隔を空けて
予防目的のメインテナンスを行います。
来ていただく頻度はお口の中のリスクにより決定しますが、
だいたい3ヶ月から6ヶ月に1回程度です。
予防目的のメインテナンスであるため、自費診療となります。※
※厚生労働省グレーゾーン解消制度 平成27年1月7日