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執筆者の写真宮城和彦

クラウドシステムによる診療情報提供について

更新日:2021年4月22日



自分のお口の中の情報というものは、あまり知る機会がありません。

歯科医院で説明された際に資料を渡されることは少ないのではないでしょうか。

資料を渡されたとしても、紙媒体の場合はそれほど鮮明には見えないと思います。

当院でも以前から資料はお渡ししておりましたが、細かい治療跡や病変まで全て見える訳ではありませんでした。


3月1日より、富士通のクラウドサービスを利用した情報提供を開始します。

検査によって得られたお口の中の情報をパソコンやスマートフォンによって確認することができ、画像を拡大することによって細かいところまで見ることができます。

鏡だけでは見ることができない、自分の情報を知ることが可能です。

また、自分の歯の状況に関する診察結果もあり、健康な歯が何本あるか、治療済みの歯が何本あるか、危険な歯が何本かといった、分かりやすい情報も得ることができます。



私たちはこのサービスを、主に2つの目的で導入しました。


1つは、患者さん一人一人の意識を変える目的です。

予防歯科は医療者が一方的に提供するものではなく、患者さんご自身が実践するものであるため、自らのお口というものを知っていただく必要があります。

ビジュアルで分かりやすい資料は見ていて非常に興味深いと思います。

自らを知ることでお口の中に関心を抱いていただくことは、予防意識の向上につながるものと考えています。


もう1つは、私たち医療者の意識を変える目的です。

企画化された資料を常に患者さんに鮮明な画像でお渡しするということは、質の低い医療を提供した際にはそれが全て筒抜けになってしまうということです。

我々が提供する医療が常に厳しい目でチェックされているという意識を持ち、質の高い医療を提供することへの責任を持つことは、私たち医療者の意識を改革し、医院として提供する医療レベルの向上に寄与するものと考えています。



現状では予防歯科診療の流れで診療を行なっている成人診療部門の方のみのサービス提供とさせていただきます。

システムとしてはまだまだ未熟で不具合もあるかもしれません。

ご利用いただく皆さんの率直なご意見も是非お聞かせください。


ご来院いただいている皆さんにより良い歯科医療を提供するため、みやぎ歯科室は日々取り組みを進めています。

今後もみやぎ歯科室にご期待ください。



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